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<<   作成日時 : 2009/04/23 00:53   >>

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古道具骨董品等の買い出しや片付けのご依頼は
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のほうからお願いします。
090-8892-6999担当田村秋彦 無料出張買い取りです。


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昨日の続きなんですが我々の仕事の基本は仕入れです。

イッタイどうやって古いものを仕入れてくるのか?

これが新しいものなら問屋さんに行くとか 欲しい商品を作っているメーカーを探して卸してもらえばいんですが では 骨董品てどこに行けば仕入れられるんでしょう?

たとえば古着だとか 着物だとか ちょっと前の食器くらいなら親戚やお友達のオウチにだってありそうなモンですが蓄音機だの八角形の柱時計なんてものが転がっているオウチなんてそうそう知り合いにいるワケもありません。

ですから 家屋解体業についたのはとても正解で当面はそれなりな荷物ならまぁなんとか手に入るようにんなってたんですね。

でもね やっぱり もう少し骨董品なものも扱いたい で 色々な骨董市やフリマなんかに出店しているうちに教えてもらったのが交換市場というヤツでした。

なんでもそこにいけばセリではあるけれど 古いものが山ほど出てきてセリに勝てば買えるものらしい。

それで骨董市なんかで知り合った業者さんに頼み込んでなんとか市場に連れて行ってもらったんです。

だけど

市場って予想以上にハンパないところでした。

今は大分様変わりしましたけど当時の道具屋さんてなんだか凄かったですね。

皆 朝の満員電車に生涯ゼッタイ乗る事がないって堂々たる風貌と面構えです。

しかもどのオッさんヒトリをとってもただならぬタヌキオーラはなってます。

そのタヌキオヤジどもが朝から会場で堂々とバクチとかしてるんですよ。

もうこの時点で既に恐いんだけどどこにいていいのかすらわかりません。

帳場さんに古物免許出して通し名決めたらあとはもうなにもやることがありません。

しょうがないのですみのほうで小さくなってタヌキどものやる事を観察してましたね。


コ一時間ほどして、やっと開始のカネがなると何故か全員でサンサンナナビョウシとかやってます。

で、競りがはじまったんですが一番前に陣取ってたタヌキオヤジが目の前の古カメラ(一応ライカのM-3)つかまえてボロクソにナンクセつけまくるからなんだよ、いらないんならそんなケチつけなくていいじゃんかとか思ってみてたらイザ競りが始まるとアクセル全開で競りまくってます。

ジツはそうやって牽制してるつもりらしいんだけど欲しいのがバレバレです。

なんだかおっかなくてなかなか声が出せなかったんですがなんとなくルールというか、タイミングみたいなものが見えてきたところでそっと声など出してみるんですがゼンゼンひろってくれません。

  あきらかにかるく無視されとります。

なのに声のかけ方が悪いとかいって突然怒られたりします。

(なにしろ20年も前のしかもそれなりの交換市場だったから今から思えばそりゃぁ無理からぬハナシだったんですよ。

だれの紹介でもなくドコの馬の骨ともしれぬ若造がどれだけ声出そうが確実に上に乗られるか、無視されるかのどっちかだったんですね。

つまりはじめからマッタク相手になどされていなかったんです)

気持ちとしてはお客様だと(なにしろ買いに来てるんだから)思ってたんで既にこの時点でマッタクどうしていいのかわかりません。

だって買い方が下手クソだって売ってるヒトにまで怒られるんですよ。

それも来たばかりで、何一つわからない相手に罵倒のアメアラレでやっとの思いで高値つけたら今度は無視で、ナニもなかったコトにされちまうんだからこれじゃどうしようもありませんて。

ところがだーれも声を出さないどうでもいいようなものだけは

「おう!!新人!!おまえまだなにも買えてないんだろ?これ安いんだから買っとくよな!!じゃーー3500円!!」

て親切に薦めてくれるウエに誰も買うなんてヒトコトもいっていないのにおとしてさえくれます。

  いりませんて。

なにが悲しくってケツも凍ろうかって真冬に鯉のぼりだの、壊れてるうえに欠品だらけの五月人形なんぞをしこたまかわされにゃ−ならんのですか??

それともこれは罰ゲームか、悪夢の類いなんでしょうか?

今はもうそんな市場なんてないだろうけど20年前の市場なんてどこもそんなモンでしたね。

この市場はまだかまってくれるだけ(イジメにしか見えんけど)マシってモンだったんです。

それを思えば今はホントに牧歌的になりましたね。

でもそれにはちゃんとした理由があるんですよ。

市場に持ち込まれる荷物の殆どはそれが既に買う人間がいてしかもその人間がこの値段なら買うという事までわかっているからみんな持ってきてるんです。

だからそういう買う人間が決まっているようなものはその人より圧倒的に高く買えないかぎりオトシテもらえるワケがありません。

もともと今は誰もが欲しがる人気商品も先人達の努力によってはじめて発掘され実戦で売れる値段-相場みたいなのが構築されそれによって買い値も決まっているんです。

後発ではじめたワタシみたいな新人は先人よりも圧倒的な高値で売れる販売力がないかぎり先人達より高値で買う事が出来ないしもともとその実力がないのならこの世界に席なんてつくれないってコトでもあったんです。

ですからこの程度のことで来れなくなるようなら始めから来てはいけない世界だということを身を持って教えてくれている貴重な場所と機会だったんですよ。

それといわゆる骨董にあたるものにはきちんと相場観があってそれを参入したばかりで何時辞めるかもわからないような新人の声なんぞをいちいち拾って相場を混乱させるワケにはいかなかったんですね。

そういうことが懲りずに何度もしつこく通うウチになんとなく見えて来て欲しいものがあれば無理に競らずにあとで荷物をおとした先輩業者タチにちゃんと頭をさげれば多少の利付けでわけてもらえることも理解させて頂きました。

こうやってきちんとアタマをさげることでこの世界の上下間系や人間関係を理解しやっと末席に自分の座る場所がもらえたんですよ。

でもね、この世界で認められるキッカケになったのは当時だれも扱っていなかった古い病院なんかの荷物を彼らがおよびもつかない値段で競り落としまくったからなんですね。

人体標本とか医療棚とかってその頃はまだ誰も評価できませんでしたからね。

(今でもそんなにいるワケじゃないけど)

ワタシそういうの大好物だったんです(今でもだけど)

おかげで市場にはワタシ目指してそういうものが集まるようになり結果としてこの世界に新しいジャンルを作る事にもなったんですよ。

ま、おかげで今ではなんだか伝説の変態みたいにいわれてますが・・・・・。(涙)





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